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次々出てくる官僚主導の医療・介護改正案

尖閣諸島問題、小沢元代表の強制起訴問題等、国民の生活が一番と言ってた政党が、国民の生活を蔑ろにしてる間に、これまた「政治主導」などと一大旋風を巻き起こした割には、全くビジョン無きまま官僚主導で政策案が進む中、更に言えば、「後期高齢者保険廃止」と先鋒を切ってた政党にも関わらず、全く逆行する改正案が飛び出てきている。
<高齢者医療>「舛添案」に回帰 官僚主導、成立も見通せず

12年度介護保険改正、利用者負担引き上げ検討

後期高齢者医療の件は、「廃止」は決定したものの、民主党内にこれといった代案もないまま官僚主導で進められ、厚労省の悲願であった形での制度に落ち着く、という目も当てられない結末になろうとしている。そもそも、この案は当時の桝添厚労大臣が、後期高齢者医療反対の声に対し、代替案として発表したものであり、民主党はこの案さえも反対していた。それから2年後の今、出てきたものがそっくりのもの、という笑っちゃうような結末なのである。

そして、介護保険の利用者負担引き上げに関しても、単純に介護保険財源の不足、利用者負担を一律上げるのは、低所得者にはこれ以上無理、という長年の議論から、簡単に予想できる徴収の仕方である。

どちらも、超高齢化社会を乗り切る上で、果たしてその答えとして正解なのであろうか?
社会保障の財源として、先の参議院選挙で首相が口にしたのは、「消費税率アップ」だったはず。税制が変われば、この2つの利用者負担増は、ひっくり返る話であるはずなんだが・・・

結局は、厚労省官僚の抵抗に先の大臣はクビになり、官僚の目指す机上の空論、自分たちの都合が良い制度作りが着々と進んでいる。

さて、「政治主導」とは、一体なんでしょうか?
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24時間訪問介護定額制・・・現場から掛け離れる厚労省の暴走

訪問介護、定額制・複数回も可能に…厚労省素案

2012年度の医療・介護同時改正に肝煎りで導入を試みようとしている24時間訪問介護。現行では、訪問介護を受ける場合、20分以上のサービスでないとならない。それを、もっと短い時間でのサービス提供を可能にし、1日うちの複数回利用できるようにする、というものである。その際、出来高払いで増え続ける利用料を、「定額制」にして、利用者の負担を制限する、という内容である。

介護保険利用者の7割が在宅介護者である事から、一見この改正はいいように見える。しかし、訪問介護の利用には、同居家族の有無で、大きく利用制限がされている。しかも、ローカルルールがあり、各自治体でその利用範囲が異なるのである。
例えば、A市では、同居家族がいる場合でも、身体介助は利用でき、食事介助にヘルパーが入る事が可能であるが、お隣のB市では、同居家族が居る場合、不在中でも食事の介助にヘルパーが入れない、という問題が起きている。A市でこのサービスを利用してた家族が、B市に引っ越した場合、一気に家族は介護に縛られる状態になる。
こういう、「同居家族」の扱いを全国レベルで統一しないと、24時間訪問介護は、独り暮らしの要介護者、しかも、自分である程度意思表示をできるレベルじゃないと利用が出来ない事になる。果たしてこのケースに当てはまる要介護者がどれくらいいるであろう・・・
厚労省が規制を緩めるという時点で、それほど財源を圧迫しないレアなケースと想像がつく。

では視線を変えて、事業所目線で見てみよう。
現行の訪問介護サービス事業所で、利益確保が出来るのは、都心部のみである。移動距離に無駄がなく、連続したサービス提供が計画できる地域ではないと利益は出ない。20分以上のサービスでも都心部しか採算ベースに乗らないのに、地方で、移動距離が長く、ましてや短時間サービスの為に移動するとなると、到底利益に繋がるわけもない。現行でさえ地域格差があるのに、まともに訪問介護サービスが機能してない自治体に住んでる利用者から、介護保険料を徴収していいのであろうか・・・

この24時間訪問介護定額制度が、一体どういう利用者をターゲットにして、その人口がどれくらいの割合を占めているのか全く示されないまま、これで在宅介護が解決するんだと進められてる現状で、この厚労省の暴走を、誰が止める事ができるのであろうか・・・
政権交代前も後も、大臣を初め政務三役が現場視察・意見交換に歩いてる割に、全く現場の声を無視した改悪案が独り歩きし、既成事実になっていく。過去二回の改悪と全く同じ流れである事は否めない。
利用者も、その家族介護者も救えない空想のシステムを考える事自体、事業仕分けしなければならない。
プロフィール

あのま

Author:あのま
シングル介護で12年。要介護5の母親の介護をしながら、何の補助もない社会制度に苛立ちを覚え、赤裸々な現実をここで書いてみたいと思います。

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